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ヘナが肌を染めるわけ

2016/07/27

メヘンディは、ヘナという植物を原料にして描く伝統的なボディペイント。
ヘナと言う植物がもつ色素が、肌を染めていきます。

ヘナについては、以前にもこのブログに記事をアップしていますので、
興味のある方は読んでみてくださいませ。

ヘナとは?
https://www.mehndi.jp/blog/2011/01/03/ヘナとは?/

さて、今回はヘナが肌を染めるわけを、簡単にご説明。

ヘナの成分は、大きくは2つにわけられます。
一つはローソン(lawsone)、もう一つはタンニン酸(tannic acid)。

この二つはいずれもたんぱく質と結合する性質を持っており、
この二つが上手に作用しあって、肌や髪を染めていきます。
ローソンはさらにヒドロキシル基とナフトキノンにわけられるのですが、
このナフトキノンが赤色色素を持っていて、肌を茶色やオレンジ、赤色に染めます。

つまり、ナフトキノンが、メヘンディとして肌を染めている主な色素なのです。
タンニン酸は、色素を持っていませんが、
収斂作用といって、たんぱく質との強い結合能力を持っています。
この作用は、肌をひきしめたり炎症を抑えたりする効果があるので、
肌にヘナを乗せると、肌がすべすべになったり、ひんやり感じたりします。

タンニン酸はポリフェノールの一種で、茶、赤ワイン、柿、バナナなどのに含まれる渋味成分。
強い殺菌効果を持っています。
ローソンとタンニンによるたんぱく質との結合は、
温度が高いほど効果が高まります。
そしてこの二つの成分は、ヘナの葉肉に最も多く含まれています。

ちょっと難しく書いてしまいましたが、簡単に言えば、
メヘンディとして肌を染めるヘナの原理は、
ローソンが赤色に染める効果を持ち、
たんぱく質(肌)とのより高い結合力を持つタンニン酸が、
その染色効果を高める、ということ。

よく、メヘンディ用のヘナのペーストを作る際に、
濃く煮だした紅茶を使うと良い、と言いますが、
これも、紅茶に含まれるタンニン酸が、肌を染める効果をより高めてくれるからで、
科学的にみても理に適った方法、ということですね!

ヘナペーストを練るのに紅茶を使うと良い、
メヘンディをしたら体を冷やさず温めるとよく染まる、
ヘナは熱を下げる、皮膚病を癒す。

これらは、ずっと昔からインドで言い伝えられてきた事ですが、
単なる言い伝えではなく、
科学的にもしっかりした根拠があるんだなと思うと、
なんだか感動してしまいます。

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ちなみに、余談ですが…
「ヘナアートのスクール」と謳っている、某スクール。
このスクールのサイトでは、ヘナについて
「葉にはタニク酸が入っていて、自然染色する性質を利用し、染料として使用されています。」
と紹介されていました。

この文章だと、まるでタニク酸(タンニン酸のことだと思われます。)が
染色能力を持っているように書かれていますが、
前述したように、タンニン酸は色素を持っていないので、染色能力はありません。
染色能力があるのはあくまでも、ローソンです。

2010年6月に、私が間違いの指摘メールをする以前のテキストにも
上記のように書かれていたそうです(受講生さんに確認済み)。
「ヘナアートのスクール」として、それをビジネスとして運営しているところ
が間違った知識を掲載しておくのは、大きな問題。
せっかく高い受講料を払ってスクールに通っても、
学んだ知識が間違っていては、元も子もないですよね。

「間違った知識が掲載されてるのを見て見ぬ振りするのは…」と思い、
前述のように、2010年6月に間違いの指摘メールを送りましたが、
結局、私の方へは何のお返事も頂けませんでした。

しかし、私が間違い指摘メールを送った数日後に、
受講生・卒業生の方に、間違いの訂正とお詫びのメールが送られてきたとのこと。
サイトにも反映されていました。

間違っている、という事を伝えたこちらにはなんのご連絡も頂けず、
それもなんだかなぁと思いましたが、
さらにおかしな事は、
受講生の中にも、訂正とお詫びのメールがきていない方がいるという事。

どういう基準で、メールを送る人と送らない人に分けているのかはわかりませんが、
みなさん同じ規定の受講料を支払って受講されているわけですから、
間違いを教えていた事に対するお詫びは、等しくするべきだと思うのですが…
受講生さんに対して、ちょっと誠意が足りませんね。

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