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メヘンディのデザイン、難しいのは?

2016/07/27

「メヘンディ」と言うと、
両掌に、びっしりと緻密な模様が施されているイメージを思い浮かべる方も、多いかと思います。

日本では、ワンポイントや、流れるようなラインのデザインでのペイントを希望される方が多く、
実際に両手一杯のメヘンディのペイントを希望される方はほとんどいませんが、
やはり、ビジュアルとして見栄えもしますし、きれいなので、
イメージ写真やチラシなんかに使われている方も多いと思います。

かくいう私も自分のサイトやチラシなどには、手に目一杯描いたメヘンディの写真を使用したりしています。
一見「こんなの描けてすごい!」と思われがちの掌いっぱいのメヘンディですが、
実際にはデザイン面から見ると、そんなに難しいものではなかったりします。

要は、細かい模様を組み合わせて、
スペースをどんどん埋めていけば良いだけですから、
使いやすいメヘンディ・コーンと、たっぷりの時間、
そして「細かいのを描くぞ!」という、気合いと集中力があれば、
比較的誰にでも、掌いっぱいのメヘンディは描けてしまいます。

逆に、ワンポイントや流れるようなラインのデザインの方が、
バランスやスペースの取り方が難しく、
デザイン的なセンスが必要では?と思います。

あるスペースをただ埋めていくだけの全面模様のようなデザインとは異なり、
ワンポイントのデザインなどは、
描いた部分の形もうまくまとまっていなくては、きれいに見えません。
ただ単にいくつかのデザインを無理矢理描いていくだけでは、
まとまりがなく、パラパラとしたデザインになってしまいます。

私の本業はグラフィックデザイナーなのですが、
これはグラフィックデザインのお仕事でも言える事で、
例えば同じサイズの紙面に、
写真や文字情報がたくさんのポスターやチラシを作成するよりも、
少ない情報だけで作成する方が、
それぞれの配置を決めたり、余白を活かす事を考えたりしなければならず、
バランスが難しかったりします。

インドのメヘンディ・ワーラーさん達の中にも、
彼らの持っている作品集の中の、
花嫁さんの手に描いたようなびっしりしたデザインのメヘンディはきれいなのに、
旅行者がワンポイントのデザインを頼んでみたら、
なんだかデザインがバラバラとまとまりがなく、ちょっと野暮ったい…なんて場合もありました。

どのメヘンディ・アーティストさんに描いてもらう時にも言える事ですが、
両手いっぱいのメヘンディを描くのと、ワンポイントのメヘンディを描くのとは、
デザインセンスが全く異なります。
アーティストと自分との、好みの問題もあります。

メヘンディを描いてもらう時には、
そのアーティストが、自分の希望するようなデザインを描いているかどうか、
確認してからの方が、失敗が少なくなります。

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