メヘンディ(ヘナタトゥー、ヘナアート)専門・ハート*フール

ヘナ・ペースト&メヘンディ・コーン、自作のススメ

MEHNDI & HENNA

■ヘナ・ペースト & メヘンディ・コーン、自作のススメ

ハート*フールがメヘンディを描き始めた十数年前、日本ではヘナやメヘンディはほとんど知られておらず、メヘンディを描くために必要なヘナパウダーやヘナペーストを手に入れるのもとても困難でした。幸い私は、毎年数カ月のインド滞在中にインドのバザールで購入したり、インド人の友人達が里帰りした際にお土産で買って来てくれたりしたため、メヘンディを描くために必要な道具がなくて困る、という経験はしませんでしたが…

メヘンディが様々な形で日本に普及しつつある現在、メヘンディやヘナに関するビジネスも増え、インターネットなどを通じ、ヘナパウダーやヘナペーストも、簡単に手に入るようになってきました。

メヘンディを描きはじめるにあたり、始めたばかりの人が「面倒だな」と感じるのは、ヘナパウダーからメヘンディ用のヘナペーストを作る作業。慣れてしまえばなんて事はないのですが、ヘナパウダーを細かくするためふるったり、ヘナパウダーに混ぜる水分料を調節したり、ペーストを練った後少し時間を置いたりと、手間ひまがかかるため、難しそうと敬遠される方も多いよう。
最近では、前述したように、インターネットなどを通じ、ヘナパウダーだけでなく、ヘナペーストも販売されているため、ヘナペーストを自分で作る作業を省略したいと、そういったヘナペーストを購入されたりする方もいるようです。

販売されているヘナペーストの形状は様々。ペーストのみをビンなどに詰めて売っているところもあれば、インドで最も一般的なコーンと呼ばれる円錐形の入れ物に詰めてあるもの、オリジナルのチューブに詰めてあるものなどがあり、それらはインドで市販されているものだったり、そのお店や会社がオリジナルで作成・販売しているものだったりします。

ヘナペーストを購入するのは、確かに便利なのですが、より安全にメヘンディを楽しまれるのでしたら、どんなに手間がかかっても、ヘナペースト・メヘンディコーンは、自分で作ることをお勧めします。
というのも、「ヘナペースト」としてペーストの状態で売られているものは、なんらかの染料や化学物質が混じっている場合が多いのです。ヘナパウダーに異物が混ぜてあるかどうかを調べるのは、自宅などでも可能ですし、そんなに難しいことでもありません。けれど、ヘナペーストになってしまうと、その中に何が混ぜられているか、個人ではほとんど判別できなくなってしまいます。

インターネットやアジア雑貨屋などで「インド直輸入」と称しているメヘンディコーンは、より肌を濃く染めるよう、染料が混じっている場合がほとんど。日本の会社などがオリジナルで作っているヘナペーストも、天然100%ではない場合が多いようです。
店頭にずっと置かれたままの一体いつ作られたのかわからないようなペーストなのに肌はしっかり染まったり、短時間できれいに発色したり。酷いものだと、ペーストからあからさまにインクの臭いがするものや、ヘナという商品名をつけた、全くヘナの入っていない化学染料もあります。また、天然100%のヘナペーストだったとしても、作ってからの時間が経ち過ぎて色が染まらなくなっていたり、ペーストがドロドロになったりしていることも。
そして、そういったヘナペーストを使うと、肌がかゆくなったり、かぶれたりという症状をおこす場合があります。

ヘナパウダーも異物が混ぜられて販売されていることがあるため、ヘナパウダーを購入すれば、確実に天然100%で安全、とは言い切れませんが、少なくとも、ヘナペーストを購入するよりは、「異物入り」に当たる可能性は、非常に低くなりますし、自分自身で、天然100%のヘナかどうか、確認することもできるようになります。

ヘナパウダーからヘナペーストを作る作業は、確かに時間はかかるのですが、コツさえおぼえてしまえば意外に楽しいもの。また、自分の好みやその時の用途に合わせて、好きな量・固さに調整できたりと、便利な点もあります。慣れるまでちょっと大変かもしれませんが、ぜひぜひ自分で作るヘナペースト・メヘンディコーン、挑戦してみてください。

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