メヘンディ(ヘナタトゥー、ヘナアート)専門・ハート*フール

Google Search: Reunion

インドや、インドに関する情報をまとめています。掲載事項は全て、ハート*フールの経験に基づくもの・書籍などで調べたものになります。
「メヘンディ=インド」ではありませんが、メヘンディがインドではごく身近な文化である事は確か。インドに興味がある方は参考にしてみてください。

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INDIA

■Google Search: Reunion

もともとは「イギリス領インド帝国」という1つの国だったインドとパキスタン。第二次世界大戦後のイギリスの脱植民地化の流れが強まる中、最大の植民地であったイギリス領インド帝国は、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立を引きずったまま、1947年にインド連邦とパキスタンの二国に分かれて独立をしました。
インド・パキスタン分離独立と呼ばれ、インド独立運動において最大の悲劇の1つとして数えられているこの出来事をモチーフにし、Google Indiaが「Reunion(再会)」というCMを作成しました。

インドとパキスタン、ヒンドゥーとイスラムという壁を越えた友情を軸に、別れと再会を描いたショートストーリー仕立てのこのCMは、インドとパキスタンの国民はもちろん、世界中の人々から支持され、今もたくさんのコメントが寄せられています。

こちらがその動画。
英語字幕がついていますが、以下に日本語訳もまとめておきます。ヒンディー(ウルドゥー)から聞き取り訳しているので、もしかしたら英語字幕とニュアンスとか違うかもしれませんが、そこら辺はご容赦を。

老人(バルディーヴ)
「これがわしで、これがユスフ。
わしらは幼なじみだった。
ラホールのわしらの家の前には、大きな公園があった。
その公園にある門は、石器時代にできたもんだった。
わしらは毎日夕方にその公園で凧揚げをして遊び、
その後、ユスフの店からジャジャリヤをくすねて食べていたもんだ。」
孫娘「ジャジャリヤ?」
バルディーヴの友人「おいメーラさん、こんにちは。」
バルディーヴ
「おお、こんにちは。
これはわしの孫娘。ムンバイに住んでいるんだ。」
孫娘「ナマステ」

googleでラホールにある古い門の場所とジャジャリヤ(お菓子)、
その古い門の近くにあるスイーツショップを検索する孫娘。
そして、ファザルスイーツと言うお店のサイトにたどり着く。

青年「アッサラームアライクム」
孫娘「ファザルスイーツですか?」
青年「そうです。」

何やら電話で話をする二人。
そして電話は、一人の老人の手に渡される。

青年「おじいちゃん、デリーから電話だよ。」
老人「ハロー」
孫娘「ユスフおじさんですか?」
老人(ユスフ)「誰だい?」
孫娘(スマン)
「私はデリーのスマンと言います。
あなたの幼なじみのバルディーヴの孫娘です。
覚えてらっしゃいますか?
あなた達が子供の頃に、一緒にジャジャリヤを盗んで食べてたこと。」

そのまま話を続けるユスフと、その親友の孫娘スマン。
電話のあと、インドのビザの申請方法を調べるユスフの孫。

バルディーヴ「分離独立の時、私達は一晩かけてインドにやって来たんだ。」
スマン「おじいちゃん…」
バルディーヴ「ユスフに会いたい。」

デリーの天気を調べるユスフの孫。

ラホールからデリーの飛行機の時間を調べるスマン。
「すいません、少し急いで」とタクシーを急かす。

バルディーヴの家のチャイムが鳴る。
バルディーヴ「はい、なんだい?」
来客は黙ったまま、何も話さない。
バルディーヴ「誰だい?」

ユスフ「誕生日おめでとう、親友!」
驚くバルディーヴ。
バルディーヴ「ユスフ?ユスフかい?おお、ユスフ…」

抱き合う二人。

ユスフ「バルディーヴ!」
バルディーヴ「ユスフ!ああ、親友よ!」

ちなみに、このCMはシリーズ化していて、この他にもいくつかの動画がアップされており、バルディーヴと、彼の家に滞在しているユスフのアフターストーリーがコメディを交えながら描かれています。
興味がある方は、そちらも併せてみて見ると楽しいかもしれません。

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