■メヘンディのやり方

メヘンディは、誰もが簡単に楽しむ事の出来るもの。

一度手順を覚えてしまえば、あとは好きな時に好きなだけ、自分自身で楽しむことができます。
メヘンディのやり方はとってもシンプル。コツコツ練習を続ければ、スクールなどに通わずとも独学で十分習得できるものです。
ここでは、自分でメヘンディを楽しむための基本的な手順である、ヘナペーストの作り方などを紹介しています。
メヘンデイに興味があるという方、ぜひ一度挑戦してみてください。

メヘンディに必要な道具

■用意するもの

  • ヘナパウダー
    ヘナの葉を乾燥させて粉砕し、粉状にしたもの。安全のためにも、化学物質などの混ざっていないヘナ100%のものを使うようにしましょう。空気に触れると劣化してしまうため、開封後は密閉して保存しましょう。最近はヘナを取り扱うメーカーも増えており、インターネットでも購入できます。
     
  • 水または、紅茶・レモンなど
    ヘナパウダーに混ぜ、ペースト状にする際に使います。水のみでも構いませんが、紅茶やレモンを使用する事で、より濃い色に染まるようになります。配合は人によって異なります。
     
  • ストッキングやメッシュなど
    ヘナパウダーを細かくふるう際に使用します。目が細かい布を使用した方が、より滑らかなペーストが出来ます。
     
  • スプーン
    ヘナペーストを練る際や、コーンにペーストを詰める際に使用します。
     

  • 細かく振るったパウダーを入れる器と、ペーストを練る器、2つ以上あると便利です。
     
  • 薄手のフィルム
    コーンを作ります。100円ショップなどで売っている、ラッピング用の薄手で張りのあるものが使いやすいです。
     
  • セロテープ
    コーンを作る際に使用します。
ヘナペーストの作り方
ヘナパウダーをふるう

■ヘナパウダーをふるう

ヘナパウダーをストッキングやメッシュなど、目の細かい布などを使ってふるい、繊維などのクズを取り除きます。

器に布をかぶせてスプーンで押したり、布にヘナパウダーを包んで器の中に打ちつけるようにしたり、自分のやりやすい方法で構いません。

時間のかかる、面倒な作業ですが、滑らかなヘナペーストを作るための大切な作業です。時間のある時などに、少し多めにふるい、ストックしておくのが便利です。布の上に残ったクズは不要ですので捨ててしまって構いません。

余ったヘナパウダーは、劣化を防ぐため、できるだけ空気に触れないように密閉して保存してください。

ヘナパウダーに水を加える

■ヘナパウダーに水(または、紅茶・レモン)を加える

ふるい終わってクズを取り除いたヘナパウダーに、水分を加えてペーストを作ります。

ヘナパウダー1に対し、水分の量は2が大体の目安。ただし、これはあくまでも目安です。適度な水分量は、ヘナの種類や季節や天気などによっても異なりますので、少しづつ水分を加えていきながら、その都度調整する必要があります。

ペーストは、水のみで作っても問題ありませんが、紅茶やレモン汁を使うと、より濃く染まるようになります。レモンは人によっては刺激がありますので、気になる場合は紅茶のみでも構いません。紅茶とレモンの割合などは、地域や人によっても異なります。自分で実験しながら、好みの配合をみつけましょう。

ペーストに、オイルを混ぜる人もいます。ユーカリオイルやホホバオイルなどが一般的ですが、特に決まりはありませんので、好みのオイルがあれば、使ってみると良いでしょう。オイルはお好みで数滴入れるだけで十分です。

一晩寝かせる

■ダマがなくなるまで混ぜ、一晩寝かせる

様子を見て水分を追加しながら、ダマがなくなるまでよく練ります。

ペーストの固さは好みもありますが、スプーンでペーストを多めにすくってひっくり返し、ペーストが3〜5秒で落ちる程度の固さが使いやすいです。固さは後で微調整するので、この時点では、少し固めに作っておきます。

ペーストにダマが見つからない、滑らかな状態にまで練ったら、埃が入らないように軽くフタをして数時間寝かせます。この時間は、6〜48時間と、人によって様々です。

ペーストの固さを最終調整する

■ペーストの固さを最終調整する

数時間寝かせたペーストは、寝かせる前とは固さが異なっている場合があります。もう一度しっかりと練りながら、ペーストの固さを最終調整します。寝かせる前に少し固めに作っておくのはこのためです。

ペーストが固すぎる場合は水分やオイルを追加し、ペーストが柔らかすぎる場合はふるい終えたヘナパウダーを少しだけ追加してやります。ふるう作業をしていないヘナパウダーを追加すると、クズが入ってしまう場合もあるので注意。

柔らかなペースト(スプーンをひっくり返して3秒程でするっと落ちる)は、コーンからペーストが出てきやすいので初心者にも使いやすい反面、線が太めになりやすく、細かな模様を描くのには向いていません。また、肌にしっかりと密着するので、染まりやすいです。

固めのペースト(スプーンをひっくり返して5〜6秒程でゆっくりと落ちる)は、細かな模様を描くのに向いていますが、コーンの扱いに慣れていない場合は描きにくいと感じる場合もあります。ペーストが乾きやすくとれやすいので、柔らかいペーストに比べると染まりにくいです。

好みの固さになるまで練って、完成です。

コーンの作り方
フィルムをまく

■フィルムをまく

薄手で張りのあるフィルムを用意し、15〜18cm四方にカットします。100円ショップなどに売っているラッピング用のフィルムが便利です。

フィルムをくるくると円錐形に巻いていきます。先端に大きな穴があるとペーストを詰めた時に出てきてしまうので、先端に穴がなくなるように注意しながら巻いていきましょう。

巻き終えたら、フィルムの境目をテープでとめます。

ペーストを詰める

■ペーストを詰める

出来上がったコーンに、スプーンなどを使ってヘナペーストを詰めていきます。

いっぱいまで入れてしまうと封が出来なくなってしまうため、コーンに入れるペーストの量は5〜7割を目安に。時々コーンを上下に振りながら、ペーストを先端まで落としてやります。

封をする

■封をする

ペーストを入れたら、余ったフィルムを折り曲げてテープでしっかりと封をします。完成!

メヘンディ関連の本やサイトでは、ジップロックのような柔らかめのビニールの袋を使ったコーンの作り方を紹介していることもありますが、ハート*フールではおすすめしていません。太すぎるコーンが出来てしまう事、柔らかいビニール袋の中でヘナペーストがグニャグニャと逃げてしまう事などから、非常に描きにくいのが理由です。

メヘンディを描く
メヘンディを描く

■メヘンディを描く

コーンの先端をハサミで少しだけ切ります。たくさん切りすぎてしまうと穴が大きくなり、太い線しか描けなくなってしまいます。少し切って線を轢いて確認することを繰り返し、ちょうどいい大きさまで切りましょう。

コーンで描くのは鉛筆やペンなどを使うのとは異なり、少し押しながら描いていく必要があります。コーンの先端をグリグリと肌に押し付けると、先端が摩耗してペーストが出にくくなります。ペーストを肌の上にのせて行くような感覚で描いていくと良いでしょう。

メヘンディのアフターケア

■ペーストはできるだけ長時間肌にのせておく

ペーストを乾かします。乾いたペーストは黒っぽくなってきます。乾いた後も出来るだけ長時間、ペーストを肌にのせておきましょう。ペーストを長時間肌にのった状態をキープした方がより濃く染まります。最低でも2時間以上は肌につけておくのがベストです。

インドでは、ペーストが剥がれないよう、ニンブーチーニーと呼ばれるレモン汁に砂糖を溶かしたものを、乾いたペーストの上にコットンなどでとんとんとパッティングします。レモンが染まりを良くし、溶けている砂糖の粘性でペーストが剥がれるのを防ぎます。レモンの肌への刺激が気になる場合は、水に砂糖を溶かしただけのものでも、ベタベタとしてペーストが剥がれにくくなります。

日本では薬局などで売っている防水フィルムやテーピングテープなどをペーストの上から張り付け、保護するやり方も広まっていますが、長時間つけっぱなしにしておくと、かぶれる場合もあるので注意しましょう。どうしても保護をしたい場合は、わざわざテープを購入しなくとも、トイレットペーパーやガーゼでペーストを覆って保護するなどでも十分です。

■ペーストをはがす

指や固めのヘラなどを使って、かさぶたを剥がすように、ヘナのペーストを落としていきます。ペーストを落としてから1〜2時間は、水に触れないようにした方がベターです。

ペーストを剥がした直後は、肌は明るいオレンジに染まっています。翌日には濃い赤茶色にと変化します。個人差はありますが、メヘンディは描いた後24〜48時間後が最も綺麗に染まります。それから徐々に薄くなり、1〜2週間で消えていきます。

メヘンディは、できるだけ水につけたりこすったりしない方が長持ちします。水仕事やお風呂に入る前には、ハンドクリームなどを軽く塗っておくと、水から保護され、多少もちが良くなります。