メヘンディ(ヘナタトゥー、ヘナアート)専門・ハート*フール

メヘンディのやり方

メヘンディは、誰もが簡単に楽しむ事の出来るもの。
一度手順を覚えてしまえば、あとは好きな時に好きなだけ、自分自身で楽しむことができます。
どれも、ヘナを使って肌に模様を描いていくことを指しています。
ここでは、自分でメヘンディを楽しむための基本的な手順である、ヘナペーストの作り方などを紹介しています。
メヘンデイに興味があるという方、ぜひ一度挑戦してみてください。

PREPARATION

■用意するもの

  • ヘナパウダー
    ヘナの葉を乾燥させて粉砕し、粉状にしたもの。安全のためにも、化学物質などの混ざっていないヘナ100%のものを使うようにしましょう。空気に触れると劣化してしまうため、開封後は密閉して保存しましょう。最近はヘナを取り扱うメーカーも増えており、インターネットでも購入できます。
     
  • 水または、紅茶・レモン・砂糖など
    ヘナパウダーに混ぜ、ペースト状にする際に使います。水のみでも構いませんが、紅茶やレモンを使用する事で、より濃い色に染まるようになります。配合は人によって異なります。
     
  • ストッキングやメッシュなど
    ヘナパウダーを細かくふるう際に使用します。目が細かい布を使用した方が、より滑らかなペーストが出来ます。
     
  • スプーン
    ヘナペーストを練る際や、コーンにペーストを詰める際に使用します。
     

  • 細かく振るったパウダーを入れる器と、ペーストを練る器、2つ以上あると便利です。
     
  • 薄手のフィルム
    コーンを作ります。100円ショップなどで売っている、ラッピング用の薄手で張りのあるものが使いやすいです。
     
  • セロテープ
    コーンを作る際に使用します。

MAKING HENNA PASTE

ヘナパウダーをふるう

1)ヘナパウダーをふるう

ヘナパウダーをストッキングやメッシュなど、目の細かい布などを使ってふるい、繊維などのクズを取り除きます。

器に布をかぶせてスプーンで押したり、布にヘナパウダーを包んで器の中に打ちつけるようにしたり、自分のやりやすい方法で構いません。

時間のかかる、面倒な作業ですが、滑らかなヘナペーストを作るための大切な作業です。時間のある時などに、少し多めにふるい、ストックしておくのが便利です。布の上に残ったクズは不要ですので捨ててしまって構いません。

余ったヘナパウダーは、劣化を防ぐため、できるだけ空気に触れないように密閉して保存してください。

ヘナパウダーに水を加える

2)ヘナパウダーに水(または、紅茶・レモン・砂糖)を加える

ふるい終わってクズを取り除いたヘナパウダーに、水分を加えてペーストを作ります。

ヘナパウダー1に対し、水分の量は2が大体の目安。ただし、これはあくまでも目安です。適度な水分量は、ヘナの種類や季節や天気などによっても異なりますので、少しづつ水分を加えていきながら、その都度調整する必要があります。

ペーストは、水のみで作っても問題ありませんが、紅茶やレモン汁を使うと、より濃く染まるようになります。レモンは人によっては刺激がありますので、気になる場合は紅茶のみでも構いません。紅茶とレモンの割合などは、地域や人によっても異なります。自分で実験しながら、好みの配合をみつけましょう。

ペーストを一晩寝かせる

3)ダマがなくなるまで混ぜ、一晩寝かせる

様子を見て水分を追加しながら、ダマがなくなるまでよく練ります。

ペーストの固さは好みもありますが、スプーンでペーストを多めにすくってひっくり返し、ペーストが3〜5秒で落ちる程度の固さが使いやすいです。固さは後で微調整するので、この時点では、少し固めに作っておきます。

ペーストにダマが見つからない、滑らかな状態にまで練ったら、埃が入らないように軽くフタをして数時間寝かせます。この時間は、6〜48時間と、人によって様々です。

ペーストの固さを最終調整する

4)ペーストの固さを最終調整する

数時間寝かせたペーストは、寝かせる前とは固さが異なっている場合があります。もう一度しっかりと練りながら、ペーストの固さを最終調整します。寝かせる前に少し固めに作っておくのはこのためです。

ペーストが固すぎる場合は水分を追加し、ペーストが柔らかすぎる場合はふるい終えたヘナパウダーを少しだけ追加してやります。ふるう作業をしていないヘナパウダーを追加すると、クズが入ってしまう場合もあるので注意。

柔らかなペーストはするすると描きやすい反面、上手く使わないと模様も潰れやすく、固いペーストは細かな模様を描いても潰れにくいですが、乾くのも早く染まりも弱めです。

好みの固さになるまで練って、完成です。

MAKING CONE

フィルムをまく

1)フィルムをまく

薄手で張りのあるフィルムを用意し、13〜15cm四方にカットします。100円ショップなどに売っているラッピング用のフィルムが便利です。

フィルムをくるくると円錐形に巻いていきます。先端に大きな穴があるとペーストを詰めた時に出てきてしまうので、先端に穴がなくなるように注意しながら巻いていきましょう。

巻き終えたら、フィルムの境目をテープでとめます。

ペーストを詰める

2)ペーストを詰める

出来上がったコーンに、スプーンなどを使ってヘナペーストを詰めていきます。

いっぱいまで入れてしまうと封が出来なくなってしまうため、コーンに入れるペーストの量は5〜7割を目安に。時々コーンを上下に振りながら、ペーストを先端まで落としてやります。

封をする

3)封をする

ペーストを入れたら、余ったフィルムを折り曲げてテープでしっかりと封をします。完成!

メヘンディ関連の本やサイトでは、ジップロックのような柔らかめのビニールの袋を使ったコーンの作り方を紹介していることもありますが、ハート*フールではおすすめしていません。太すぎるコーンが出来てしまう事、柔らかいビニール袋の中でヘナペーストがグニャグニャと逃げてしまう事などから、非常に描きにくいのが理由です。

DRAWING MEHNDI

メヘンディを描く

メヘンディを描く

ペーストを乾かします。乾いたペーストは黒っぽくなってきます。乾いた後も出来るだけ長時間、ペーストを肌にのせておきましょう。ペーストを長時間肌にのった状態をキープした方がより濃く染まります。最低でも2時間以上は肌につけておくのがベストです。

インドでは、ペーストが剥がれないよう、ニンブーチーニーと呼ばれるレモン汁に砂糖を溶かしたものを、乾いたペーストの上にコットンなどでとんとんとパッティングします。レモンが染まりを良くし、溶けている砂糖の粘性でペーストが剥がれるのを防ぎます。レモンの肌への刺激が気になる場合は、水に砂糖を溶かしただけのものでも、ベタベタとしてペーストが剥がれにくくなります。

日本では薬局などで売っている防水フィルムやテーピングテープなどをペーストの上から張り付け、保護するやり方も広まっていますが、長時間つけっぱなしにしておくと、かぶれる場合もあるので注意しましょう。どうしても保護をしたい場合は、わざわざテープを購入しなくとも、トイレットペーパーやガーゼでペーストを覆って保護するなどでも十分です。

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