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 └スズケー的メモ(雑記)

仕事としての意識と責任感

更新日:

とても困っていることがあります。

去年あたりから、メヘンディの認知が広まって来たこともあり、
「自分もメヘンディをやっている」
「イベントでメヘンディ出店しています」
という人も増えてきました。

その結果、
知識も技術も曖昧なまま、お客様からお金をいただいてメヘンディを描く、
という人も出て来て、
「メヘンディを描いてもらったけれど全く染まらなかった」
「2日で消えた」
「ヘナだと言われてやったけれど、湿疹が出た。どうやらヘナではなかったみたい」
「見本と全然違った。見本はインターネットからダウンロードした他の人の作品だった」
なんていう、
"やってみたけれど残念な結果になった"
という体験者の声も目にするようになりました。

メヘンディそのものだけでなく、
「あまり染まらなかったとお店に連絡したら、
あなたは染まらない人だからもう依頼を受けることはできないと言われ、
着信拒否された」
「ジャグアタトゥーを描いてもらったけれど、
なぜか色が付いているところとついていないところがあり、ただの汚れのようになった。
その後の対応も悪く、謝罪すらなかった」
という、お金を頂いてお仕事としてやっているのに
その対応はどうなの?というお話も聞いたりします。
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メヘンディはネイルと違ってたくさんの材料が必要なわけではないので
はじめるのに費用もほとんどかからないし、
美容師と違って資格もいりません。
医者や教員みたいに実習を受けないといけないということもないし、
そば屋や寿司屋みたいに師匠が認めてくれたら一人前!みたいなシステムもありません。

だから、
道具が手元にあって、自分が「これでお金を稼ごう」と思いさえすれば、
誰でもすぐに、お金がとれる
わけです。

もちろん、染まらないことがあるのは仕方がないことです。
自然のものだけで、いろんな肌・体質の方の対応をするわけですから、
染まりをこちらが完全にコントロールできるすることはできません。

私が憂えているのは、
知識も責任もなにもなくやってる人が増えるということ。

知識だけでなく、「仕事」としての意識や責任感のないまま
軽い気持ちでお金をとってメヘンディを描く人が出てくれば、
当然、前述したようなトラブルも増えてきてしまう
わけです。

以前、イベントでメヘンディのブースを見つけて、ワンポイントを描いてもらいました。
市販のコーンを使用していて、中身は明らかにヘナではなく、毛染めでした。
「これ、ヘナではないですよ」と言ったら、
その方が答えた言葉は「わかりません」。
看板には「ヘナ」と書いてあり、「ヘナタトゥーだ」と説明しているのに、
実際にはヘナとは全く違う物を使用している。そしてそれすらわかっていない。
メヘンディをやるお客様の中には「自然のものだからやりたい」という方もいらっしゃるので、
そういう方に対する裏切り行為です。
そもそも、自分で提供しているサービスについて、その一番重要な内容を
「わかりません」ですませるなんて、
知識も責任もない
人の代表みたいなものです。

お客様側は、メヘンディについて知識のない方も多いです。
有料でメヘンディを描いている以上、お客様にとってその人は「プロ」。
そのプロに「ヘナです」と言われたら、
「これがヘナ(メヘンディ)か」と思いますし、
2~3日で消えたり、ひどいかぶれが出たりしたら、
「メヘンディって1週間も残らないし、ひどくかぶれる。」
と思ってしまいます。
(※ヘナなら100%安全というわけではありません。ヘナでもかぶれる方はいます)
そしてメヘンディに対して、悪い印象だけを持ってしまうかもしれません。

はっきりいえば、迷惑なことです。

私自身は、プロとして責任とプライド持って活動していますし、
そういう無責任な人達とは一線を画しているつもりですが、
いくら正しい知識や情報を発信しても、
たくさんの人が間違った行為をしてたら、それは届かなくなってしまいます。
本質が誤解されてしまうのは、やっぱり困ります。

知識や技術が未熟、というのは、仕方がないことで、ダメなことではありません。
どんな業界でも、そして誰にでも、そういう未熟な時期はあるものです。

仕事としてでも趣味としてでも、活動をするのは楽しいことですが、
お客様からお金をいただく行為をする以上、
その行動には、プロとしての責任が伴うのだということを理解・意識すべき
です。
そういう意識があれば、自然と知識も技術も、伴っていくものだと思います。

額の多い少ないはあれ、メヘンディでお金を得ようと考えている方、
知識や技術だけでなく、
「プロとしての意識」も、磨いて、身につけていってください
ね!

別に、新しくはじめる方の活動のハードルをあげたいわけではなく、
お金を得るためには「当然、当たり前のこと」だと思います。

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