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タール系染料のヘナタトゥーもどき、その後

更新日:

2週間前に覚王山祭りに出店していた他のお店で描いてもらった
タール系染料を使用したヘナタトゥーもどき。

タール系染料を使用したヘナタトゥーもどきについての記事と注意勧告は、
過去の記事にありますので、そちらを参照してくださいませ。

■2013.04.08 「ヘナ」と「タール系染料」
■2013.04.10 合成染料での染まり方

描いてもらった当日と翌日以外、痛みやかゆみもなかったので、
最近は全く気にしていなかったのですが、
昨日出店したイベントで、メヘンディを体験しにきていただいたお客様に
「湿疹が出ているんじゃ…?」と言われ、
ふとヘナタトゥーもどきの痕を見てみると、
些細な事ではありますが、確かにいろいろな症状が出ていました。
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何度もアップしていますが、私の腕です。お見苦しくてスミマセン。
これは、現状の写真です。
ちょっとわかりにくくて申し訳ないのですが…

うっすらオレンジ色になっているのが、
タール系染料を使用したヘナタトゥーもどきを描いてもらった痕。

写真の真ん中よりやや左上あたり、
オレンジ色になっている部分の周囲に、
少し白っぽいラインが出ているのがわかりますでしょうか?
ヘナタトゥーもどきの痕の皮膚が、軽い火傷や治りかけの傷跡の様に薄くなっていて、
描いてもらった模様にそって、うっすら皮がめくれています。
少し深い傷になっている部分もまだ残っていますし、
また、ルーペで見てみると、小さな赤い湿疹があちこちにポツポツ出ていました。

かゆみや痛みなどの症状こそなくなったものの、
タール系染料は、2週間経った今でも、肌にしっかりと影響を及ぼしているようでした。

昨日のイベントでは、
覚王山祭りに出ていたタール系染料を使用したブースで、
ヘナタトゥーもどきを描いてもらったというお客様も
ハート*フールのブースに足を運んでくださったのですが、
そちらのお客様は、痕が残ったりすることはなかったけれど、
やはり、かゆみと少しの痛みがあったそうです。
覚王山祭りでは他にも、
ペーストをたっぷり使用してべったりと塗りつぶすようなデザインの
ヘナタトゥーもどきを描いてもらっていた方も見かけましたので、
その方たちは大丈夫だったのかな?というのがちょっと心配です。
もし今でも気になるようなことがある場合は、
すぐに皮膚科に行くなどして、専門家に相談することをお勧めいたします。

幸い私のこれまでのメヘンディのお客様の中には、
ヘナで何らかの問題が起きた方はいらっしゃいませんが、
ヘナに対して何らかのアレルギーを持っている方も世の中にはいますし、
「ヘナ=100%安全」というわけではもちろんありません。
ただ、化学染料を使用した「ヘナタトゥーもどき」は、
ヘナだけで肌を染めるメヘンディよりも、リスクはかなり高くなります。
とくに、海外で清算販売されているものは、
日本で出回っているものよりも強い薬品が使われている場合も多いです。

市販のメヘンディコーンや、チューブに入ったものなど、
化学染料の入ったペーストを使用して「メヘンディ」をしているアーティストの方。
アーティストさんとお客様が納得したうえであれば、
強い化学染料を使用したボディペイントを行うのも自由ではあると思いますが、
「メヘンディ」「ヘナアート」「ヘナタトゥー」とだけうたって、
お客様に何の説明もなく化学染料を使ったボディペイントをするのは、絶対にされませんよう。
「ヘナで染めているから安全性が高い」という理由で
メヘンディを楽しんでくださるお客様もたくさんいらっしゃいます。
そういうお客様に対して、
何の説明もなく化学染料を使用したボディペイントを行うのは
お客様を裏切る行為になります。
また、肌に悪影響を起こす強い化学染料を使用したペーストを「ヘナ」と言ってお客様に使用し、
お客様の肌に何らかの問題が起きるようなことがあった場合、
勘違い&原因がきちんと解明されないままに、
ヘナを使ったボディペイント=メヘンディそのものが
禁止されてしまうことだってあり得るのです。

沢山の方が気持ちよくメヘンディを楽しむことができるよう、
アーティスト側は、誠実な対応をしていかなければ、と改めて思います。

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